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学校に行きたいのに行けない

学校に行きたいのに行けない

子どもの頭痛・腹痛・倦怠感と漢方
「学校に行きたい。でも、朝になると身体がつらい」

学校に行きたい。でも、朝になると身体がつらい

朝になると頭痛や腹痛、吐き気、強いだるさなどが現れ、学校に行けなくなってしまう。ところが、午後になると少しずつ調子が良くなり、夜には普段どおり元気に過ごしている。そんな様子を見ていると、ご家族も「本当に具合が悪いの? 」「学校に行きたくないだけなのでは?」と戸惑ってしまうかもしれません。 しかし、本人は学校に行きたいと思っていても、身体が思うように動かないのです。 こうした体調不良には、自律神経の働きや睡眠、胃腸の状態、疲労、精神的な負担など、さまざまな要因が関係しています。

医心堂薬局では、目の前の症状だけでなく、
お子さんの身体全体の状態に目を向け、
漢方と養生の両面から考えていきます。

お子さんに、このような症状はありませんか?

● 朝なかなか起きられず、身体がだるい
● 朝になると頭痛や腹痛が起こる
● 疲れやすく、体力が続かない
● 午前中は調子が悪く、午後から元気になる
● 夜なかなか眠れず、生活リズムが乱れている
● 病院で検査をしても大きな異常が見つからない

これらの症状が続くときは、身体からのSOSかもしれません。
大切なのは、症状を我慢させることではなく、なぜ体調が悪くなっているのかを考えることです。

 

なぜ朝になると
調子が悪くなるのでしょう?

朝、身体を活動モードに切り替えるためには、
自律神経による血圧や血流の調節、十分な睡眠、
エネルギーの補給などが必要です。

成長期のお子さんでは、こうした身体の調節機能がうまく働かず、朝の体調不良につながることがあります。 代表的な疾患の一つが 起立性調節障害(OD)です。 起立性調節障害は、自律神経による循環調節がうまく働かず、立ち上がったときの血圧や心拍数の調節に異常が生じる病気です。 主な症状は、朝起きられない、頭痛、めまい、立ちくらみ、倦怠感、食欲低下などです。午前中に症状が強く、午後になると軽くなるという特徴もあります。 ただし、朝の体調不良がすべて起立性調節障害によるものではありません。
貧血、片頭痛、睡眠障害、胃腸の病気、精神的な負担なども考えられるため、まずは医療機関で原因を確認してもらうといいかもしれません。

心と身体は
深くつながっています

学校生活、友人関係、勉強、部活動、受験など、
子どもたちも日々さまざまな緊張やストレスを抱えています。

ストレスが続くと、自律神経や睡眠、胃腸の働きに影響し、頭痛や腹痛、食欲不振などの身体症状として現れることもあります。
反対に、体調不良で学校を休む日が増えると、勉強の遅れや友人関係への不安が大きくなり、さらに体調を崩す悪循環につながります。
ここで大切なのは、身体の不調を「気持ちの問題」だけで片づけないことです。心と身体の両面から、お子さんの状態を理解していく必要があります。

漢方では、症状だけでなく
身体全体を見ます

漢方では、同じ頭痛や腹痛でも、
その原因となる身体の状態は一人ひとり違うと考えます。
漢方むくみ
 
例えば、朝起きられないお子さんでも、
● 胃腸が弱く、食事を十分にとれない
● 疲れやすく、体力が低下している
● 手足が冷えやすい
● めまいや立ちくらみが多い
● 緊張すると腹痛や下痢が起こる
● 寝つきが悪く、眠りが浅い

など、体質や症状の現れ方はさまざまです。
漢方では、こうした状態を「気・血・水」のバランスや、胃腸の働き、冷え、体力などから捉えていきます。
例えば、エネルギー不足を「気虚」、気の巡りが滞った状態を「気滞」、水分代謝の乱れを「水滞」と呼びます。
これらは漢方独自の身体の捉え方であり、西洋医学の病名とは異なります。

医心堂薬局では、お子さんの症状や体質、
生活習慣などを丁寧に確認し、
一人ひとりに合った漢方薬と養生法を考えていきます。

一に養生、二に漢方

医心堂薬局が大切にしている言葉が、
「一に養生、二に漢方」です。
漢方薬を選ぶだけでなく、毎日の生活を整えることも、
体調の回復を支える大切な要素です。
食べる・出す・寝る・動く・ストレス
私たちは、特に次の5つを重視しています。

● 食べる ― 身体を動かすエネルギーを補う

朝食が食べられない、食事量が少ない、偏食が多いなど、食生活の乱れは体力の低下につながります。
無理に食べさせるのではなく、胃腸の状態に合わせて、食べられるものから少しずつ整えていきます。

● 出す ― 胃腸の状態を整える

便秘や下痢、腹部の張りなどは、日常生活に大きく影響します。
便通や腹痛が起こるタイミングを確認し、食事内容や排便習慣を見直します。

● 寝る ― 睡眠のリズムを整える

夜更かしやスマートフォンの長時間使用は、睡眠のリズムを乱す要因になります。
就寝時刻だけでなく、睡眠時間、眠りの深さ、起床時の状態なども確認します。

● 動く ― 体力を少しずつ取り戻す

体調不良が長引くと、活動量が減り、筋力や持久力も低下します。
無理に運動させるのではなく、その日の体調に合わせて、できる範囲から身体を動かしていきます。

● ストレス ― 心の負担にも目を向ける

学校や家庭での悩みを、うまく言葉にできないお子さんもいます。
無理に理由を聞き出すのではなく、安心して気持ちを話せる環境づくりが大切です。

保護者の方へ
焦らず、小さな変化を大切に

お子さんが学校に行けない日が続くと、ご家族も将来への不安や焦りを感じると思います。
しかし、本人も「学校に行きたいのに行けない」というつらさを抱えているかもしれません。

そんなときは、「どうして学校に行けないの?」ではなく、
「今日は身体のどこがつらい?」 と声をかけてみてください。
そして、学校へ行けたかどうかだけで判断せず、
「朝食が少し食べられた」
「頭痛のない日が増えた」
「午前中から起きていられた」
といった小さな変化にも目を向けてあげましょう。
また、体調に合わせて学校と連携し、登校時間や学習方法などを調整することも大切です。
お子さんの回復には、ご家族の理解と安心できる環境が大きな支えになります。

「今日は学校に行けそう」が少しずつ増える身体へ

医心堂薬局が目指しているのは、無理をして学校に行かせることではありません。

頭痛や腹痛が軽くなり、朝食が食べられ、朝から少しずつ身体を動かせるようになる。そして、本人が自分のペースで日常生活を取り戻していくことです。
病院で検査をしても大きな異常が見つからない。 治療を受けているけれど、つらい症状が残っている。 生活習慣を見直したいけれど、何から始めればよいかわからない。 そんなお悩みがあれば、医心堂薬局へご相談ください。
お子さんの症状だけでなく、食事、睡眠、胃腸の働き、冷え、疲労、生活リズムなどを丁寧にお聞きし、漢方と養生の両面からサポートします。
学校に行けないことを責めるのではなく、まずは身体を整えることから。
焦らず、お子さんのペースを大切にしながら、一緒に考えていきましょう。

石川 篤(店長)

監修・作成者 石川 篤
医心堂漢方薬局 店長/薬剤師/生活習慣病予防士

老若男女問わず幅広い方の漢方相談を担当。
日頃より「お客様の立場に立った、丁寧で分かりやすい相談」を心がけ、生活習慣や体質を含めてお話をお聞きしています。

※本ページは、日々の相談経験をもとに作成・監修しています。
※本ページの内容は、診断や治療を目的としたものではありません。

参考文献・出典『漢方診療医典』大塚敬節 著

体調が悪く、学校に行きたくても行けない。
そんなお子様のことでお悩みの方はご相談ください。
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