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蕁麻疹
蕁麻疹ってなに?
蕁麻疹は皮膚の一部が一過性に赤く盛り上がる皮膚病です。
かゆみや赤みを伴うことが多く、数日間で治まる急性蕁麻疹と数カ月以上継続する慢性蕁麻疹があります。湿疹のように、皮膚がカサカサしたり、痕が残ったりすることはありません。
原因は様々で食べ物、薬物、虫刺され、寒冷や温熱、日光などあります。

漢方では!
蕁麻疹は一過性に起こるので発症の時期や部位、広がり方によって使う処方を考えます。
主な症状は痒みと浮腫が特徴なので清熱と水毒(水分の代謝異常)を取り除くことが治療目標になっていきます。
またストレスが関与する場合には気の巡りを良くする漢方薬や胃腸のはたらが落ちている場合などは胃腸の働きを整える漢方薬なども併用していきます。
一般的によく使われる漢方薬としては

桂枝麻黄各半湯
(けいまかくはんとう)
比較的初期の蕁麻疹に使う
ことが多いです。赤く腫れてかゆみが
強く、寒気がして体全体が熱っぽい
ときに効果を発揮します。
消風散
(しょうふうさん)
皮膚炎を頻繁に起こす人の蕁麻疹
に使われます。カラダの中に滞っている
水分や熱を発散させる働きがあります。
お風呂上りや布団に入って温まると
悪化する蕁麻疹に効果的です。
香蘇散
(こうそさん)
食べ物が原因で起こる蕁麻疹や
ストレス性の蕁麻疹によく用います。
味も飲みやすく胃腸の弱い方の
蕁麻疹に有効です。
加味逍遙散
(かみしょうようさん)
生理前後で蕁麻疹が出やすい、閉経後に
蕁麻疹が出るようになった、などホルモンバランス
の影響を受ける蕁麻疹に使います。気疲れや
ストレスなど精神的な悩みがあって蕁麻疹が
長引いている方にも効果的です。
当店での治療法
医心堂では蕁麻疹で悩んでいる方にピッタリ合った漢方薬を調合するだけでなく日常生活のアドバイスで 蕁麻疹が出にくい体質へ変えていきます。

蕁麻疹は暴飲暴食や食事時間の不摂生などで胃腸が疲れていたり、ストレスや睡眠不足が続いていたりすると出やすくなります。食事の注意を中心とした生活を見直す ことが蕁麻疹体質を治す早道でもあります。
