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後鼻漏
後鼻漏ってどんな病気?
鼻は粘膜を潤すために一日に数リットルの鼻汁を分泌していると言われています。
その鼻汁が上手く排泄されなくなり、鼻汁が喉に落ちてイガイガ感や痰が溜まることで咳払いや痰を吐き出したりします。
このように鼻汁が喉に落ちてくることを後鼻漏といいます。
「痰を吐き出したい」「声を出しづらい」「口の中が粘つく」など不快な症状のため悩んでいる人がとても多い症状です。

漢方では!
喉に落ちている鼻汁が粘ったものか、水っぽいものか、鼻のつまりや咳込みがあるかないか、気道の粘膜の乾燥や胃腸の状態などお聞きして漢方薬を選んでいきます。
一般的によく使われる漢方薬としては

荊芥連翹湯
(けいがいれんぎょうとう)
扁桃腺が腫れやすい、風邪をひきやすい体質で
粘りの強い濃い鼻汁が喉にたまっていて
なかなか吐き出せないという
症状が続いている方に使います。
麦門冬湯
(ばくもんどうとう)
粘膜が乾燥しているため、
喉がカサカサして空咳をしたり
飴を舐めていたい人に使います。
声枯れが気になる方にも有効です。
小青竜湯
(しょうせいりゅうとう)
喉に落ちる鼻汁が透明で
水っぽい場合によく効きます。
花粉症でくしゃみや鼻水が多いなど
症状全般的に水っぽい場合に使われます。
辛夷清肺湯
(しんいせいはいとう)
蓄膿症を持っていて鼻づまり、
鼻の熱感を持っている方に使います。
後鼻漏の方の多くが
蓄膿症を持っていることが多いです。
当店での治療法
医心堂薬局では、お客様一人一人の 症状・経過・体質などを詳しくお聞きしてその方にピッタリ合った漢方薬を調合していきます。

医心堂薬局では、症状に合った漢方薬を調合するだけでなく、食事をはじめとした養生法をアドバイスさせていただきます。
人は誰でも自分で治る力(自然治癒力)を持っています。
自然治癒力を持っているのになぜ治らずに慢性化してしまうのか?
食事の不摂生だったり、睡眠の質だったり、運動不足だったり、ストレスを発散できなかったりなどが大きく影響していると考えます。養生することで調合した漢方薬の効果も上がります。
